遠心分離機の2つの方式である遠心ろ過と遠心沈降の違いについて解説。遠心力や遠心分離の概念、遠心ろ過と遠心沈降の違いとともに、それぞれの方式の遠心分離機を取り扱っているメーカーも紹介します。
目次
バケツに水を入れて逆さまにすると、重力により水はすべてこぼれてしまいます。しかし、水を入れたバケツを勢いよく振り回すと、逆さまになった位置でも水がこぼれ落ちることはありません。簡単に言うと、このバケツを振り回す力が遠心力です。
遠心力は外に向かって働く力のことで、重力よりも大きい力。遠心ろ過、遠心沈降、どちらの方式の遠心分離機にもこの遠心力が活用されています。
自然沈降では時間がかかる場合や自然分離が難しい場合に、遠心力を使って短時間で分離させることを遠心分離といいます。一般的に遠心分離処理の結果は、固体、液体別に次のような要素によって左右され、遠心分離には遠心ろ過、遠心沈降の2つの方法があります。
遠心ろ過方式とは、遠心力を使って強制的にろ過させる方法です。例としては、レギュラーコーヒーを淹れる際に、紙や布、金属のフィルターを使用してコーヒー豆の粉がコーヒーに入らないようにすることがあげられます。
遠心ろ過では、布や金属などのろ材を介して、遠心力を活用して固体と液体の分離を行います。ろ材には、ポリプロピレンやポリエチレンなどのろ布やステンレスなどの金属・スクリーンなどを使用。ろ材を介して固形物に含まれる含水率を低減することができます。
遠心沈降方式とは、遠心力を使って強制的に沈降させる方法です。例としては、水分と油分が混じったドレッシングを一定の時間放置すると、上部の層と下部の層に分かれることがあげられます。これは水と油では重さが違うため、自然に分離するためです。
遠心沈降では、固体と液体の比重差を利用して遠心分離を行います。粒子の沈降速度を利用すれば、完全分離だけでなく分級をすることも可能です。ろ材を使用しないため、ろ材で捕集できないようなもの、ろ過困難な微細な粒子の分離をすることができます。消耗品を必要としないため、ランニングコストを抑えることも可能です。
数ある遠心分離機メーカーを調査(※)した中から、自社の課題を解決に導く特徴を持つ遠心分離機メーカーを3社ピックアップしました。
※選定基準
遠心分離機メーカーでGoogle検索し、表示された全93ページについて2022年7月4日時点調査。
・高速…回転数を公表している中で最も高速化を実現しているメーカー(関西遠心分離機製作所)
・大量生産…デカンタ型の取り扱いが最も多いメーカー(巴工業)
・汎用性…バスケット型の取り扱いが最も多いメーカー(タナベウィルテック)
引用元:https://kansaienshin.co.jp/products/
高速回転の代名詞的存在のメーカー。従来では分離が難しい素材にも対応。
用途
用途一覧
引用元:https://www.tomo-e.co.jp/machinery/products/item/bdn.html
大量素材のデカンタ型を多く取り扱うメーカー。安定して排出でき小スペ設置も可。
用途
用途一覧
引用元:http://www.tanabewilltec.co.jp/products/ace
主に連続式バスケット型を扱うメーカー。機内の点検や洗浄も容易。
用途
用途一覧
公式サイトに記載なし
引用元:https://kansaienshin.co.jp/products/
高速回転の代名詞的存在のメーカー。従来では分離が難しい素材にも対応。
用途
用途一覧
引用元:https://www.tomo-e.co.jp/machinery/products/item/bdn.html
大量素材のデカンタ型を多く取り扱うメーカー。安定して排出でき小スペ設置も可。
用途
用途一覧
引用元:http://www.tanabewilltec.co.jp/products/ace
主に連続式バスケット型を扱うメーカー。機内の点検や洗浄も容易。
用途
用途一覧
公式サイトに記載なし