遠心分離機の処理の流れには、バッチ式、連続式があります。簡単に言うと、一連の工程をサイクルごとに行うか、連続して行うかの違いです。それぞれの方式の特徴や違いについて、廃水処理の事例を含めて説明します。
目次
遠心分離機の処理の流れには、バッチ式と連続式の2つがあります。簡単にいうとバッチ式はすべての工程を1つのサイクルごとに完了させる方式であり、連続式は、一連のサイクルを連続して行う方式です。それぞれの方式の違いやメリット、デメリットなどについて説明します。
バッチ式とは、起動・給液・脱液・排出・停止までの工程を1サイクルとして繰り返す方式。1ロットの区切りが明確であるため、製品に不具合があった際にどのロットで発生したのかを特定しやすいというメリットがあります。また、それぞれの工程にかける時間を任意に変更することができるため、ほとんどすべての処理物の処理が可能です。
一方、1サイクルごとに製品を製造するため、多品種少量生産には向いていますが、生産性の高さを求めることが難しくヒューマンエラーが発生するリスクもあります。
連続式とは、対象物を連続的に遠心分離機に投入して、給液・脱液・排出を並行して連続的に処理する方式。遠心分離機の連続稼働が可能となるため、小規模な設備でも大量処理が可能となります。また、工程の中で人的介在の機会が少なくなるため、ヒューマンエラーの発生リスクを低減することが可能です。
一方、1ロットの区切りが判断しにくいため、製品に不具合があった際に、どのロットで発生したのかを特定しにくいという点があります。また、投入時の処理物の性状の変化により、脱水率などの処理状況が大きく変動する際には注意が必要です。
原水の汲み上げ、薬剤投入、沈殿、上澄み放流、汚泥回収までの工程を順番に1つずつ行います。バッチ式でも自動処理は可能であり、処理能力は○リットル/1回などと表記されるのが一般的です。
薬剤の投入量を都度調整できるとともに、反後の水質を確認してから排水することが可能です。その反面、連続式と比較すると処理に時間がかかるため、大容量処理には向かないというデメリットもあります。
原水の汲み上げから、薬剤投入、沈殿、上澄み放流、汚泥回収、すべての工程を同時に連続的に行います。処理能力は○リットル/1時間などと表記されるのが一般的です。
少量から大容量までさまざまな廃水量に対応することができ、連続して稼働できるため、夜間運転や無人運転にも対応可能。その反面、バッチ式と比較すると機械が大きめで、導入コストが高くなる傾向があります。また、水質の変化に対応しにくく、処理不良が起きた際の対応が遅れる可能性もあります。
数ある遠心分離機メーカーを調査(※)した中から、自社の課題を解決に導く特徴を持つ遠心分離機メーカーを3社ピックアップしました。
※選定基準
遠心分離機メーカーでGoogle検索し、表示された全93ページについて2022年7月4日時点調査。
・高速…回転数を公表している中で最も高速化を実現しているメーカー(関西遠心分離機製作所)
・大量生産…デカンタ型の取り扱いが最も多いメーカー(巴工業)
・汎用性…バスケット型の取り扱いが最も多いメーカー(タナベウィルテック)
引用元:https://kansaienshin.co.jp/products/
高速回転の代名詞的存在のメーカー。従来では分離が難しい素材にも対応。
用途
用途一覧
引用元:https://www.tomo-e.co.jp/machinery/products/item/bdn.html
大量素材のデカンタ型を多く取り扱うメーカー。安定して排出でき小スペ設置も可。
用途
用途一覧
引用元:http://www.tanabewilltec.co.jp/products/ace
主に連続式バスケット型を扱うメーカー。機内の点検や洗浄も容易。
用途
用途一覧
公式サイトに記載なし
引用元:https://kansaienshin.co.jp/products/
高速回転の代名詞的存在のメーカー。従来では分離が難しい素材にも対応。
用途
用途一覧
引用元:https://www.tomo-e.co.jp/machinery/products/item/bdn.html
大量素材のデカンタ型を多く取り扱うメーカー。安定して排出でき小スペ設置も可。
用途
用途一覧
引用元:http://www.tanabewilltec.co.jp/products/ace
主に連続式バスケット型を扱うメーカー。機内の点検や洗浄も容易。
用途
用途一覧
公式サイトに記載なし